義足で歩けても、元気じゃないと歩けない。体からのサインを感じよう。

最近風邪ひきました。

平熱35℃のところ38後半まで熱が上がり、けっこうしんどかったです。

 

最初は「寝てればなおる」と思ってたんですが油断してましたね

全身痛いし、ふらふらするし、まともに歩ける状態じゃなかったです。

 

もう回復していますが、今回学んだことは「体からのサインを感じよう」ということ。

 

体調を崩すとどんな状態になるか、どう対応すべきだったかお話します。

 

 

幻肢痛がひどくなる

喉が痛い、鼻水が出る、関節が痛い気がするなど、風邪をひく兆候が出てきたとき、あわせて幻肢痛がひどくなっていました。

よめはその時の様子をこう描写しています。

 

またも幻肢痛でビチビチ痙攣しながらも寝ていたと…

また、こうも観察しています。

これ幻肢痛関係ない。

風邪の寒気にうなされながら寝ぼけてるだけですね。

とにかく、風邪のひきはじめから幻肢痛はひどくなるようですね。

 

関節痛で義足のコントロールが難しくなる

義足は体の残った部分でコントロールしています。

 

股義足の自分は腰まわりから背中にかけての体幹や健足がそれにあたるわけですが、関節や筋肉に痛みが出てくると、それが十分に使えなくなり、義足のコントロールが難しくなります。

 

今回ひどい時には義足を履いていなくても、起き上がることすらやっと。

 

そんな状態で筋力使って義足のコントロールなんてできるはずありませんよね

 

バランスがとれなくなる

高熱のため頭がふらふらして、バランス感覚もおかしくなっています。

 

ただでさえ絶妙なバランスが要求される義足歩行。

 

少し歩けるようになっても高熱でバランス感覚が狂ったままで、「あ、自分今歩くの下手だ」と思いながらわずか数分の距離のはずの病院まで、やっとの思いでたどり着きました。

 

体からのサインを感じよう

 

もうあたり前すぎるぐらいあたり前で、言うまでもないことですが、風邪ひいたらすぐ病院行きましょう。

そして症状おさまるまで無理せずおとなしくしてください。

 

義足ユーザーは程度の差はあれど身体的に弱い部分があるのは事実。

体調崩すとその影響は健常者より大きいんです。

最近自分で書いたような気がしますがなってないですね。

義足ユーザーとしての究極の目標。いつまでも歩いているために。

ただし、早く病院行くといっても、歩くこと自体危険な状態の場合は無理して歩いて行こうとしないでください。

 

今思えば、体はいくつもサインを発していました。

幻肢痛がひどくなり、喉も痛くなり、関節・筋肉に痛みが出る。

そんな風邪の兆候も出てた段階で病院いっておけばここまで悪化せずにすんだはず。

 

体からのサインを感じて、早めに病院にいくなど手を打つことが必要ですね。

みなさんも、常日ごろから体からのサインを見逃さないよう意識して、異常を感じたら早めに手を打ってください。

 

義足を履けば歩けても、体が元気じゃないと歩けない。

 

体からのサインを感じよう。

 

ほんとに今回思い知りました。

 

お気をつけください。

 

 

それでは、また。

コメント

  1. 中道穂香 より:

    奇遇ですね!
    私も風邪をひいて、一昨日から熱が出て散々でした…(><)義足がふらついてふらついて歩きづらいし、腰が痛くて立ちたくもありませんでしたけど、皆勤がかかっているので(それは進学がかかっていることと同義…!!)休めず、死にそうになりながら学校行きました(笑)
    体調管理もアスリートの使命なので、気をつけないといけないと改めて思い知りました…

    • 野田 隼平 より:

      皆勤が進学にかかっている?
      状況よくわからないけどそれは大変そう…

      それこそ体大事にしないとですね。

      体調管理もアスリートの使命!
      その意識でがんばってくださいねー。

  2. 大野 睦 より:

    幻肢痛つらいですよね。
    あの、手を替え品を替えの激痛。
    これは他人にはわからないので、よけい疎ましいですね。
    私もこの体になって5年経ちますが
    いまだ痛み止めの麻薬が手放せません。
    他の人よりも健康管理気をつけたいものですね。
    御身体御自愛下さい。

    • 野田 隼平 より:

      私は幻肢痛がびしびしきていながらでも寝ていられるたちなので、あまり気にしていないという…
      頻繁にきて眠れないと大変ですね。
      私の場合は貼るカイロであっためて血行よくすると緩和されるようです。
      お試しください。