義足を使いこなすためには筋力をつけることが欠かせません。
自分自身、入院中は理学療法士さんのすすめでプロテイン飲んでマニアックに筋トレしてました。
常に全身筋肉痛。何を目指しているのかわからないぐらいでしたが、結果的に義足リハビリをはじめた時には体の方は仕上がっていたのでスムーズにリハビリに入っていくことができました。
キレイに歩くためにも筋力、特に体幹の筋力をつけることが大事です。
そこで今回は義足を使いこなすためのトレーニングメニューを紹介していこうと思います!
1.スマホアプリ”Fitness for Amputees”
なんと世界最大手の義足メーカー、オットーボックから切断者のトレーニングのためというすさまじくニッチなアプリが出ています!
Fitness for Amputees
切断者の皆様のために考案された、気軽にフィットネスができるアプリです。 数多くのトレーニング実績を持つオットーボック社の理学療法士が、自宅で手軽にできるシンプルな動作を厳選しました。
筋力強化を目的とするメニュー”Strength & Endurance”、それから義足を使いこなすための基本的な動きのメニュー”Coodination & Balance”からなっています。
“Strength & Endurance”は体幹を中心としたトレーニングで、筋トレといっても強度はそれほど強くありません。リハビリをはじめる前や、筋力が不足している方におすすめです。
“Coodination & Balance”は最初は結構難しいと思いますが、より安定してキレイに歩きたい、という方にはよいトレーニングだと思います。
ボール踏んだり結構難しいものもあるので無理なさらず、怪我にはご注意を…
動作の解説アニメーションがじつにシュールで気になりますが、本質ではないので気にせず進みましょう。
さすが天下のオットーボックさん。
筋トレだけじゃなくてバランスメニューもあり、必要なことよくわかってらっしゃるなーという印象です。
リハビリはじめたばかりの方やよりうまく歩きたいという方はぜひご活用ください!
2.体幹保持
これは自分がやってるトレーニングです。
陸上やってて補強(筋トレ)の中でよくやるメニューでもあり、義足扱うのにいい筋トレだな、と思って続けています。
うつ伏せになってひじをつき、体をまっすぐにして30秒キープ。
そこから横を向いてまた30秒キープ。
今度は上を向いて30秒キープ。
腰が落ちないように腹筋背筋で体をまっすぐに支えます。
今度は逆側の横を向いて30秒。
そして最初のうつ伏せに戻ってまた30秒、合計2分半です。
きつい場合は時間を短くするなどしてみてください。
これはどんな段階の方にとってもいいトレーニングだと思います。
場所も時間もあまり取らないので、空き時間にでもさらっと取り入れてみてはいかがでしょうか。
3.腹筋王
腹筋マシーンですね。
膝がない我々、じつは普通の腹筋マシーンはバランスとるの結構難しいです。
これはその点、ストッパーがついてるので安心おすすめの一品です。
ほら、ちゃんと手首を返すだけで止まります。
そしてぐーっと。
片脚しかついてなくてバランス取りながらは結構きついです…
そのぶん鍛えられていると信じたい。
以上、義足を使いこなすためのトレーニングメニュー紹介でした!
よろしければご活用ください。