この連休、毎日のようにパラスポーツのイベントが全国各地で行われていました。
こんなことは今までなかったのでは?
それも健常者と同じイベントの中にパラスポーツが混ざっていたり、過去最大ともいえる規模でイベントが開催されたりと、より多くの方がパラスポーツに触れるきっかけがあったのではないでしょうか。
とても紹介しきれないほど多くのイベントが開催されていたのですが、私注目のイベントの様子を紹介させていただきます!
静岡国際陸上
国内外から有力選手が参加する大会で、静岡国際陸上でパラ競技男子T42/44/47が開催され、パラ選手5名が出場しました。
織田記念に続き、最近こういった形が増えてきました。
パラ男子100m T42/44/47(+0.3)
T42
山本 篤(スズキ浜松AC)13秒28
T44
佐藤圭太(トヨタ自動車) 11秒92
池田樹生(中京大学) 12秒35
春田 純(Xiborg) 12秒38
T47
芦田 創(トヨタ自動車)11秒58
T47芦田選手、自己ベストを更新するいい走りを見せてくれました!
NO LIMITS SPECIAL2017
5/6-7は上野へ!パラスポーツの魅力を体感できる国内最大規模のイベント「NO LIMITS SPECIAL2017 上野」開催!
パラリンピアンに挑戦!五番勝負
走幅跳の鈴木徹選手が登場、タレントの森渉さんと対決を繰り広げました。
時間の関係で160cmまでしかバーが上げられなかったそうですが、「たくさんの方々に拍手をして頂き、とても気持ち良く跳ぶことかできました!!」と振り返っています。
— 鈴木 徹 (@suzuki_toru_) 2017年5月6日
幅跳び決戦!世界記録に挑戦
T42の山本篤選手、レオン・シェーファー選手、T44の高桑早生選手が特設ピットで走幅跳世界記録に挑戦しました!
このイベントではまさかのハプニングが。
シェーファー選手の義足が跳躍の瞬間に真っ二つ。
ハプニングに松岡修造が絶叫「絶対に諦めるな!」(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
松岡修造氏、折れた義足に「どうしたんだよ。何で諦めたんだよ!!」って…
天才ですね。
シェーファー選手に怪我がなくてなにより。
山本選手の大迫力の跳躍をまた多くの人が目にして、驚いたことでしょう。
見に行きたかった…
大分パラ陸上
私も出場した大分パラ陸上で、すごい記録が出ています。
T42女子走幅跳で前川楓選手がこれまでの記録を大幅に更新する3m97のアジア新記録をを樹立!
この記録はリオパラリンピックの銅メダルの記録を超える、メダル相当の大記録。
今年7月に開催される世界選手権に期待です!
セイコーゴールデングランプリ陸上教室
今月行われるセイコーゴールデングランプリのプレイベントとして、小学生の陸上教室が開かれ、T44高桑早生選手が出演しました。
子どもたちに義足やパラスポーツに触れる機会を持ってもらうことは本当に大事。
私たちが一般の大会に出場して、義足で走る姿を見せているのはもちろん自分たちの練習のためでもありますし、義足やパラスポーツをより身近に感じてほしいという思いもあります。
よりパラスポーツが広まっていくために
情報を追うのが間に合わないほど、陸上以外でも車椅子バスケの全国大会など、本当に連休中はパラスポーツ関連のイベントが盛りだくさんでした。
そして、イベントが開催されるだけでなく、選手や大会がメディアに取り上げられることもますます増えてきています。
知り合いの選手たち、試合にイベントにと本当に忙しいんです。
選手たちは忙しい中でもパラスポーツがより広がっていくようにと努力をしてくれています。
私もパラスポーツに関わる人間として、これからもそんな選手たちの活動を、パラスポーツの情報をお伝えしていきます。
みなさんがパラスポーツに関心をもって、大会やイベントを観にいったり、メディアで報じられている情報などを気に留めていただけるようになれば幸いです。
それでは、また。