子どもたちの適用能力の高さに驚愕。可能性を次の世代に伝えたい。

最近、3人の股離断のお子さんにお会いしました。

 

1歳、3歳、小学2年生とどの子も幼く、どの親御さんも我が子が今後どうなっていくのか不安を抱えられていると想像します。

 
お子さんの場合に限らず、切断した方やそのご家族に会う時は緊張します。
私は義足でも様々な可能性があり、自分らしい人生を送ることもできるということをお伝えしたいのですが、逆に私と話をしたり動きを見て「こんなものか…」とがっかりさせてしまう可能性もあるわけなので。
 
小さなお子さんの場合はお話する相手は親御さんになります。
股義足ユーザーである私の姿を見てお子さんの未来に希望を持って頂けるように、お話をさせて頂いています。

1歳の男の子は、義足以前につかまり立ちを始めたぐらいですが、義足製作に向けて話を進められているそうです。
抱っこしても動き回る元気な子でした↑
3歳の男の子は先天性かそれに近い状態での切断で、義足も早い段階から着けていて元気に走り回っています。
膝も股関節も固定で手動でロックを外す部品を使っていました。
恐怖心を持たせないように、という配慮からだと思いますが、義足を嫌がっている様子もなく元気いっぱいです。
 
一緒に走ることもできました↑
 
3歳の子の股義足。
ちっちゃくてかわいいです!

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2年生の女の子は腫瘍で切断から半年。膝も股関節も曲がる部品を使いこなして驚くほど上手に歩いていました。
恥ずかしがり屋さんであまりおしゃべりはしてくれませんでしたが、地べたでの座り方、立ち上がり方を教えてあげました。

1歳の子はまだこれからですが、3歳の子、2年生の子はそれぞれ義足を使いこなしていて驚かされました。
 
子どもの適応力ってすごいですね。

見ていて、この子たちが義足を扱うことに関しては不安は感じませんでした。
きっと私ぐらいには義足を使いこなせるようになる気がします。

これから学校の中で義足とどう付き合っていくのか、思春期の多感な時期をどう過ごすのか、成長の過程で乗り越えなくてはならないことがいくつもあるでしょう。
 

私自身、彼らがいくつもの壁を乗り越えられるよういろんなことを伝えていきたいと思いますし、私の周りの経験者の方の力もお借りして、これからも彼らの成長を見守っていきたいと思います。

私は彼らの未来に希望を持っています。

 
そして、股義足の可能性をさらに拡げ、義足であっても様々な可能性があり、自分らしく生きていけることをまた次の世代に伝えていって欲しいと思っています。
 
乗り越えられない壁はありません。

子どもたち、俺を越えていけ!

おっちゃんはその時がくるまで頑張るよ↑

コメント

  1. MC より:

    子どもたちは上手に使いこなすんでしょうね。成長するからソケットの作り直しなんかは大変でしょうが。
    オジサンはなかなか上達しません。

  2. 野田 隼平 より:

    この子たちはとにかくたくさん歩いてますね。
    子どもにしろ大人にしろ、とにかく義足を履いてる時間と歩く量を増やすことだと思いますよ~。