股義足履いて生活していると、健足や腰回りをはじめ、身体の残っている部分に多少なりとも負担がかかります。
今回は自分がやっている身体のケアの話です。
■健足
自分は事故の際に健足(右足)も脚を残せるかどうか、というぐらいの大怪我を負っています。
看護師さん曰く、「骨から腱からバラバラでフルオープン」だったそうです。。。
感染もひどかったのですが、その状態からつなぎ合わせて頂いて、なんとか右脚は切断を免れました。
機能的にはなんとか問題ないぐらい動きはしますが、
足首から膝上にかけて植皮で、膝は曲がりきらないですし、足首の動きも固いです。
また、見た目にかなりやさしくない感じなので、生脚はお見せできません。
それに加えて左足は義足で、健足の負担は大きくなると思っているので、定期的に健足の状態を把握するためにリハビリに通っています。
今回は忙しくて間が空いてしまったので、かなり足首の動きが悪くなっていました。
リハビリ担当頂いているイケメン理学療法士、岩下さんの施術です。
顔がわからなくて伝わらない恐れがあるので念のためもう一度言います。
イケメン理学療法士です。
施術受けた後は、ずいぶん健足の動きが軽くなります↑
さらに岩下さん曰く、足裏の血行も悪くなって固くなっている、とのことだったので、足裏マッサージ機導入しました。
小さいタイプですが、足一本しかないので充分ですね!
こうやって自分の状態把握しておくことで、早めの対応ができるのが重要だと考えています。
■上半身
股義足では身体全体を使って義足を操ること、脚を丸々一本失って身体左右のバランスが崩れていることから、腰から上半身全体に多少なりとも負担がかかっています。
切断前は肩こりなんて感じたこともなかったのですが、切断後は上半身の色々なところに張りを感じるようになりました。
その対策としてマッサージ等に通って、上半身のケアをしています。
今回もマッサージに行き、かなり強く感じていた張りは改善されました↑
自分は陸上やったり、かなりの長時間義足履いていたりと、かなり無茶してるように見えると思いますが、気をつけるところは気をつけています。
一生付き合っていく義足で、何十年後も歩いているために。
状態は人によって違って、それぞれ合った形も違いますが、長い期間で見れば身体に気を遣って継続的にケアをしているかどうかでずっと先、大きな差が出てくると思います。
ずっと歩き続けるために自分に合ったケアをしていって頂ければと思います。
身体のケアは、大事です。
コメント
いまの野田さんの歩きっぷりは、ものすごい努力の賜物なんですね。
僕など、もう五十年以上も生きているのに、ともすると自分の置かれている現実の重圧に負けてしまいそうになってしまい、まだまだ甘いな~、と思いました。
それぞれ置かれている状況は違うのでなんとも言い難い面はありますが、
自分は自分の置かれた状況の中でやるべきことをやってきた、という感じですかねー。
これからもその時その時でやるべきことを考えてやっていきます。