アリゾナで開催されたDesert Challengeでは、子どもの部がありました。
6歳以下、7-10歳、11-13歳、14歳以上の年齢別に、大人と同じクラス分けで競技が行われました。
競技結果に「Boy」「Girl」の表示があるのが子どもの部です。
Wingfoot Finish
WingfootFinish
パラスポーツの大会で子どもの部があるあたり、アメリカ進んでいますねー。
日本の大会でも子どもの部やってはどうかな、と思います。
ところで、以前紹介したこの少年。
少年が見せてくれた可能性。義足でどこまでいけるのか?
大腿義足でハードル、走高跳、バスケ、アメフト、水泳などをこなすとんでもない可能性を見せてくれた少年Frech Ezraです。
Desert Challengeで子どもの部があると気付き、結果を探して見たところ。
出場していました。
こちらの動画に少しだけ競技の様子とインタビューが写っています。
しかも、12歳で想像をはるかに超える結果を残していました…
語彙力がない表現で恐縮ですが、ヤバいです。
驚異の記録
まずなにが凄まじいかというと、そのエントリーしている種目数。
トラック競技から跳躍競技、投擲競技までほぼ全て、7種目に出場しています。
こんな選手、大人ではまずいません。
それでは結果を見ていきます。
トラック競技
60m 10’22(-1.2)
100m 16’85(-1.7)
-1.7mの強い向かい風の中、100mでT42女子の日本記録を上回る記録を叩き出しています…恐ろしい。
1年近く前の別の大会ですが、彼が走っている動画もありました。
12歳とは思えないいい走りです…
跳躍競技
走高跳 1.27m
走幅跳 3.27m(-1.6)
なんでしょう、大腿義足を履いたままでこの華麗な背面跳び…
投擲競技
円盤投 17.29m
やり投げ 26.06m
砲丸投げ 7.95m
投擲までこなしています。
T42大腿義足で投擲種目に出場しているのは、日本では眞野雄輝選手だけですが、ほんとになんでもやっちゃうんですね。
いつかパラリンピックで
驚きました。
12歳の少年でここまでの記録を残していること、そしてこれだけ多くの種目に挑戦していることに。
彼の姿は義足の子どもにとって、勇気付けられるものになるでしょう。
彼はパラリンピックに出たいと話しているようですが、なんでもできちゃうだけに、これから何を目指すんでしょうね。
陸上以外の選択肢もあるでしょう。
東京パラリンピックでは彼はまだ15歳で早いかも知れませんが、2024年にはパラリンピックで彼に会えるかもしれません。
Frech Ezraの名前を覚えておいてください。
また、出場していた義足の選手は彼だけではありません。
他にも多くの子どもたちが出場していて、驚くほどの好記録を出しています。
いつかパラリンピックで彼らの姿を見ることになるでしょう。
その時を楽しみにしています。
それでは、また。