またすごい動画を見つけました。
11歳の大腿義足の男の子です。
「どうなってるんだ?」と不思議なほど、義足離れした動きを見せています。
履いているのはスポーツ用の膝継手3S80(Ottobock)と、足部は小さめの板バネフレックスラン(Ossur)っぽいですね。
不安定なスポーツ用の構成ですが完全に自分の脚にしていて、ごく自然に複雑な動きをやってのけています。
義足でも不可能なことなんてないんじゃないか?という気にすらなってきます。
こんなところまでいける、彼はそんな可能性を見せてくれています。
水泳
水泳は義足を脱いでやってますね。
片脚でもバランス崩さず、綺麗にバタフライまでやってます。
つけたまま水に入れる義足が難しいということもありですが、義足は水泳の時は抵抗が大きくて、かえってロスになってしまうでしょう。
脱げず、フィン付きの義足がつくれればできるかもしれませんね。
バスケ
華麗なレッグスルーからのシュート。
義足の動きが追えないほど複雑な動きをしています。
なぜこんな動きができるのか、理解に苦しみます…
膝折れしない位置関係で脚を着くことが体に染み込んでいるんでしょうね。
サッカー
これもすごい。
ボールを蹴ってるのは健足で、義足側が着地するときは膝折れしない、しっかりと伸びた状態で地面に着地していることがわかります。
ボール追いながら、義足をコントロールしながら、頭を使っていてはきっと追いつかないはず。
体で覚えこんだ動きなのでしょう。
陸上
走る、走り幅跳びはもちろん、驚いたのは走り高跳びとハードル。
パラリンピックでも、膝上切断の走り高跳びの選手は義足を履いていません。
少なくとも私は、大腿義足で走り高跳びできる人をはじめて見ました。
また、大腿義足でハードルなんて、想像もつきませんでした。
アメフト
相手をかわすステップがもう。
ななめ後ろへのステップはかなり難しいはずですが、足見なかったら義足なことを忘れてしまうぐらいスムーズです。
少年が見せてくれた可能性。義足でどこまでいけるのか?
義足でもここまでいける、という認識をまた覆されました。
彼の動きを見ていると、なんでもできそうな気になってきます。
義足はここまで使いこなすことができるし、どこまでいけるのかその想像がつかなくなってきました。
もちろんこんな動きができるようになるまでには大変な練習が必要でしょうが、少なくとも不可能ではない、ということを彼は示してくれています。
Facebookページもあります。
これから彼がどんな可能性を見せてくれるのか楽しみです。
驚くような可能性を見せてくれると、期待して見ていきたいです。
それでは、また。
コメント
何事も無我夢中で、好きで・興味深いもの・好奇心が勝ったのでしょうね。
でも凄いことです。自分だったらと思うと・・
それまでのプロセス(身内や身近な関係者)が、誰もが思い、考えることでしょう。
素晴らしい!! の一言。