席を「ゆずられるか」「ゆずってもらうか」問題について

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先日電車で席ゆずっていただきました。(優先席)
「ありがとうございます」とお礼言って、座らせていただきました。
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自分はあまりゆずられませんが、ゆずっていただいたときには座ることにしています。

義足ユーザーでときおり話題になる、席を「ゆずられるか」「ゆずってもらうか」問題。
自分はこんな風に思っています。

■ゆずられるか
じっと立っている分には脚が不自由だとわかりにくいこともあって、あまりゆずられません。
自分は大抵立っていても平気ですし、「なんでゆずってくれないんだ」とも思いません。

席をゆずってくれるのは当然の配慮というわけではなく、好意だととらえているので。
「ゆずってくれてあたりまえ」ではなく「ゆずってくれたらありがとう」です。

電車やバスの席だけではなくいろんな場面で、配慮を当然のものと考えるより、気づかってくれたらありがとうととらえる方が自分自身の気持ち的にも楽なのかな、と。

また、妊婦さんやお年寄りなど、自分よりも立っているのが辛そうな場合には席をゆずることもあります。
障害者だから座る、というわけではなく相対的に立っているのが辛い人に座ってもらえばいいと思っています。

■ゆずってもらうか
席をゆずってもらったときは、せっかくの好意なので受けとって座ることにしています。
自分が断ってしまうと、その人は本当に必要な人に席をゆずらなくなるかもしれないので。

それに、よかれと思ってやったことは受け入れてもらった方がうれしいですよね?
こちらも他人の親切に出会えると優しい気持ちになりますし。
そこで座らなくても平気だからといって断ってしまうより、ありがたく好意を受けとった方がお互い気持ちいいと思っています。

自分はこう思っていますが、それぞれ人によって感じ方は違うのでこういう考え方もあるんだなと思っていただければ。

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