トラブル耐性がつくと、行動範囲はぐっと広がります。

義足の調子が悪いです。

ベルトのマジックテープがへたってしまい、いくら留めてもばりっと下のベルトが剥がれてしまいます。

ぐらぐらするし、ふんばりきかないし…

かなり調子悪いです。

すぐ直るのはわかってるんですけど、忙しくて修理にいけず、数週間このまま過ごしてます。

もちろんすぐに修理するのがベストだし、自分もできるならそうしてます。

一方で、状態が悪くてもそれなりにやっていけるトラブル耐性をつけておくことって大事だと思います。

「義足がこわれちゃったらどうしよう」「歩けなくなったらどうしよう」と心配で動けなくなるより、「壊れてもだいたいなんとかなる」と自信があれば、トラブルを怖がらずにいろんなことができるようになって、行動範囲がぐっと広がるので。

 

たとえば、こんなことがありました。

フィリピンのボホール島に行った時のこと。

1日観光ツアーに行く日の朝。

やっちゃいました。

義足のベルトを締めすぎて引きちぎるという…

 

とはいえ、ツアー申し込んじゃったし。

もうボホール島来ることないだろうし。

まあなんとかなるでしょ。いっちゃえ!

 

ということでツアー予定どおり参加です。

ボートで川下ったり。

 

ターシャ(ボホール島に生息するちっちゃいサル)に会いに山の悪路を登ったり。

 

チョコレートヒルズでバレンタインにちなんだ214段の階段登ったり。

 

義足はぐらぐらで相当状態は悪かったんですけど。

経験したことないほど難易度高い道でしたが。

やっぱりなんとかなりました。

行ってよかったです。

 

ある程度のトラブルがあっても耐えられる自信があればいろんなことに挑戦できるし、それを乗り越えればさらに自信がついて、ますます行動の幅が広がるいい循環に入ります。

 

自分は義足で暮らすようになって8年。

小さなトラブルはたくさんありますが、本当に動けなくなるぐらいのどうしようもないトラブルは2回だけ。

うち1回は、外出時に自分で微調整しようとしてネジたたき折っちゃった100%自業自得な件なので、実質1回ですね。

8年で1回なので、動けなくなるぐらいのトラブルは心配するだけ無駄、ぐらいの確率だと思ってます。

 

ある程度のトラブルには耐えられる自信があるので、小さなトラブルがあっても修理にいけるまではなんとかやり過ごすことができています。

 

もちろん調子が悪ければすぐに修理するのがベスト。

しかし、小さなトラブルがあってもなんとかできるトラブル耐性をつけておくことで思い切った行動ができるようになって、行動の幅はぐっと広がってきます。

 

くれぐれもお気をつけて、いろんなことに挑戦してみてください。

 

とはいえ、今義足調子悪いのはストレス。

はやく修理いきたい…

コメント

  1. saika より:

    こんばんは。突然失礼します。
    マジック部分の応急処置として、100均でマジックテープを買ってきて、メス側だけ縫いつけてあげるとかなり違いますよ〜。
    最悪、ホチキス止めでもいけるかと(笑)
    裏に糊のついてないのがオススメですw