旅行を楽しもう。気になる心配ごと4つの対応策!

 

自分の家なら生活しやすいように工夫することができますが、旅行や出張で自宅以外で過ごす時、何が必要で、様々な場面でどうすればいいのか?

考えますね。

松葉杖持っていくのか?
お風呂や温泉入るときどうするのか?
などなど。

最初は色々と事態を想定して考えましたが、義足になってからも出張、遠征、旅行で国内海外問わず色んなところに出かけて、今ではこんな感じになっています。
一緒に行った義足仲間たちも見ているとだいたい同じようにしていました。

01. 松葉杖持っていくの?

持って行きません。荷物になるので。
日常生活では自宅では松葉杖ですが、旅行の時は松葉杖を使わず、部屋から出る時は義足を履きます。
出張やインドのジャイプールフット訪問、UAE遠征など1〜2週間の旅行でも杖は持って行きませんでした。

02. お風呂、温泉

部屋の中のユニットバスを使う時は自宅とほとんど変わりません。

浴槽またぐのが不自由ではありますが、浴槽のフチや洗面台などに手をかけてまたぐ、あるいは浴槽のフチに腰掛けてお尻軸にして回るなどしています。

温泉や大浴場の場合は、脱衣所まで義足履いて行きます。

脱衣所で義足脱いで、あとはケンケンです。

広い露天風呂だった場合も、ケンケンで通しています。

見ていると、みんなそうしていました。
床が滑りやすいので十分注意してください!

03. 飛行機

空港の保安検査場では、当然金属探知機に引っかかります。

日本の場合、義足だと言えば係員の人が触ったり、手持ちの金属探知機で検査するだけでほとんど通してくれますね。

海外の場合は様々でした。

“Artificial Leg”と言って義足だと伝えれば、日本と同じぐらいの検査で通してくれる場合がほとんどですが、別室に連れて行かれてズボンを脱がされた場合や、一番厳しい時は義足脱がされて義足のみ手荷物用のX線の機械を通されたこともあります。

義足がX線の機械に通されている絵ヅラは見てみたかった気もしますがw

それから、細かいですが非常口付近の座席は緊急時に脱出の援助をしなくてはならないので避けています。搭乗手続きの際に義足だと伝えておくと非常口付近の座席にはならないのでそうしておいた方がよいかな、と思います。

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04. 長時間移動

新幹線や飛行機の座席は狭いので、長時間じっと座っているのはしんどいです。

自分の場合はだいたい3時間が目安になっていて、3時間以内の場合は脱ぎませんが、それを越える場合は脱ぐことが多いです。

狭いので、脱ぐのは一苦労ですが。

隣の席が知らない人でも、「義足で長い時間はしんどいので脱ぎますね」と一声掛けて脱いじゃいます。

新幹線では乗車時間がほとんど3時間以内で済むので脱ぎませんね。

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旅行を楽しもう!

とまあ、旅行先では日常生活とは違った事態に遭遇することが多々あるのですが、思いつく範囲で気になるのはこんなところでしょうか。

その他、気になることがあればお問い合わせください。

 

行ってみてどうしようもない状況には陥ったことはなく、最近は心配することはあまりなくなっています。
これからも色んなところに行ってみたいと思います。

 
自分の義足仲間たちも旅行や遠征などでアクティブに世界中飛び回っています。

みなさんも旅行を楽しんでください!